日本

憧れの78歳

先日 俳優の児玉清さんがお亡くなりになりましたね。
切り絵やドイツ語がご堪能であったとか、
やっぱり知的な雰囲気は、中身からにじみ出ていたものなのだなと、
改めて「学ぶこと」の重要性を感じました。

さて、私には憧れている おじいちゃん(親しみをこめて、もうそう呼ばせていただきます)がいます。
78歳。
ジャズピアニスト。
隠れ家っぽいピアノバー経営。
趣味はゴルフ。
いつも色の綺麗なカジュアルウエァを颯爽と着て
おしゃれ。

一緒にお話をしていても、少しの間席をはずしている間に
隣席の見ず知らずのOLとかといつの間にか楽しそうに会話してたり。

毎年ゴルフに行くマウイ島などのホテルのロビーラウンジに
ピアノなどあると、スタッフのリクエストを聞いて
ちょっと弾いちゃう とか。

とにかく格好イイんです。

先日は、昨今の原発放射能話から発展して
戦争のお話を聞かせていただきました。
昭和9年生まれなので、終戦が11歳の時。
よく覚えていらっしゃるそうです。
初めて見た「白人」の印象とか。
そして、10年ほど前、たまたまハワイでゴルフで一緒に回った日系人が、実は「東京裁判」のマッカーサーの通訳の人だったとか。
映画や本の世界を、実体験された方に直接伺えるなんて贅沢なことです。
しかも彼の話をきく限り、落ち込んでいる場合じゃなく前向かなきゃ、のほうがリアルだったとか。

引き続き 勝手に憧れつづけさせてください!
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以前にも書きましたが、
様々ご経験を積まれて、かつ凝り固まっていないご高齢の方々を
私は心から尊敬します。

当社にも70代のお客様は珍しくありません。
それどころか、旅行に行くまでに様々なご本を読まれたり、
旅先での日程で遭うであろうガイドに
どんなお土産を持っていくのが良いか、などと相談をいただいたり、

旅行の楽しさを本当に満喫されています。
こちらもとてもうれしい気持ちになります。

「思い出」というものは人が生きている限り
壊れることも色褪せることもなく残るものです。

少しでも素敵な時間をおつくりできますよう
努力させていただきます。

感謝

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