各方面

映画「シングル・マン」

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久しぶりに何だか気になっていた映画。
単館上映ですぐ見れなくなってしまうと思い、急ぎましたが
意外な人気で場所を変えて続映するようです。

監督がGUCCIのデザイナー トム・フォード ということで
もしかしたら、画面だけが美しくて中身の薄い映画だったら残念、という心配がありましたが・・・

よかったです。

ロサンゼルスに住むゲイの教授がパートナーの男性を亡くすことをきっかけに、
自死を決意した最後の1日を追った物語。

主演のコリン・ファースが何だかモテる。(そしてこの役者さん、すごく上手いと思う)
「最後の日」と決意したせいなのか、逆に無意識に「生」を意識してしまうから輝いちゃうのか
人間そんなもんだな、と思うところがありつつ
「歳をとって、絶望していたら、若い人たちに何だかモテちゃって・・・やっぱり生きてるって素敵!と思う」
そんな誰もが持つ理想の欲望を忠実に描いた、私にはハッピーエンドに思えた物語でした。

普通に過ごしていても、私は「日々が絶望と再生の物語である」とよく感じることがあります。
(ただ単に、落ち込みやすい性質なのか、悲劇のヒーロー願望が強いのか・・・)
「人間死ぬ気になれば・・・・」ってやつでしょうか。

舞台は1960年代で、ファッションもデザインも何もかもがとにかく洒落ていて
華やかで、かつ上品で。「ファッションの原点の時代」といわれることも十分うなずけます。
大好きなジュリアン・ムーアもでています。
あの歳取った感じの体と美しさ、下品さと上品さがやっぱり絶妙なバランスで
でてくる時間はあんまり長くないのですが
なんだかフェリーニ監督の「甘い生活」っぽい感じも醸し出して素敵でした。

■監督:トム・フォード
 主演:コリン・ファース、ジュリアン・ムーア
 2009年 

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