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スタッフブログ~野生の面白さを持つ人 写真家 石川直樹さん

※上記の写真はイメージ写真です。

先日、現在PINKがいる株式会社OPEN Aの運営のシェアオフィスで行われた 写真家 石川直樹さんのイベント「round table feat. Naoki Ishikawa」に参加しました。

始まりは「逆さ地図」。

イベントは、中国、ロシア等対岸諸国に対し、日本の重心が富山県沖の日本海にあることを明確にした、北と南を逆さにした「逆さ地図」の紹介からはじまりました。

「環日本海・東アジア諸国図掲載承認」通称「逆さ地図」。こちらは、富山県土木部 建設技術企画課に申請・承認をいただいて掲載をしています。(2024年6月13付け)

日本地図を逆さにしてあるだけなのに、視点を変えてみる日本の地理の特徴。こんなアプローチにめちゃくちゃ弱い私は、久しぶりに初っ端から目がハートになっていたかもしれません。

目の前に現れた石川さんは、想像とは違ったゆるふわな印象で、無駄のないミニマルな身体というべき男性でした。一度も就職をされたことなく、肩書は「冒険家」などだと思っていたら、ご本人は「写真家」とされています。

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17歳の時に、親には「シンガポールに行く」と言って安心させておきながら、インド、そしてネパールに行ってしまう。その時、自分の想像以上を超えて世界は多様なんだということを実体験したのが皮切りだといいます。十代の頃から、旅をしながら、写真を撮り、文章と写真で自分の体験をシェアしていくスタイルを築いていったのだそうです。

20歳の時に北米最高峰デナリ(標高6149m)登頂。21歳の時アラスカのユーコン川を約900㎞!カヤックで下り、22歳の時、1年をかけて北極から南極の地球縦断。極寒の中、ホッキョクグマとの遭遇に注意しながら歩き、その後自転車に乗り、北米大陸をひたすら南へ。猛暑や強風に苦しみながら、中米・南米を通り過ぎ、南極へ。
23歳の時世界最年少で世界最高峰エヴェレスト(8,848m)に登頂。
そして、熱気球で太平洋横断に失敗し、死ぬような体験をしたも関わらず、彼のしばらくの目標は、8000m以上の高所登山に至ります。
そして、現在地球上に14座しかない標高8000メートル以上の高峰をすでに13山登頂しているとのこと。今46歳。

石川さんの話された言葉の中で、僕が感銘を受けた言葉は
「僕は、自分の身体を使って、世界を知っていくタイプなんです。」という言葉。

シビれました・・・

視野は、常にスケールがデカくて、自分のいる場所をいつもGoogleEarth上で俯瞰してみている感じのようだし、旅に携わる僕としては恥ずかしい。

僕もインドやネパールやブータンは大好きだけど、ホテルはできるだけ快適で、登山なんて行けるところまで車で行って、ちょっとだけ歩いて「やっとここまでキターーー!」程度の超甘っちょろい旅行好きなので、生死をかけて身体的に辛い思いをして、どこかを目指すというストイックさはまったくありません。

軽く言えば、「すごい人生だなぁ。」。

しかしそれにしても何故?
なぜ登るんだろう?
なぜそんなことをしちゃうんだろう?
僕の頭をかけ巡るのは?ばかり。

石川さんにそんな思いを伺うと、

「いや、楽しいからです。」と淡々とおっしゃる。

死と隣合わせかもしれないことだらけの旅(もはや旅なのか?)にもかかわらず、楽しいから次の目的地を目指してしまうと。

ヒトの快感ポイントのバラエティの多さよ!

その意表をついた石川さんのシンプルな回答に、僕は子供のような本能を持ったまま大人になった、野生のニンゲンを感じました。

〈自分の楽しい〉を実行してる人生って,本当にシアワセ。
そしてAIとかchatGPTに理性面をとって代わられ流かもしれない,と言われている今、僕はこういう自分の中の野性に忠実に動ける人が強く楽しく生き残っていきそうな気がしています。

素直にとても興奮したイベントでしたw

萩原勇太

PS.石川さんも、たまたま隣席だった東京R不動産ディレクターの馬場さんも、初めての海外旅行先がインドで、しかも僕が当時在籍していた旅行会社で手配されていた、という余談も、何だか嬉しかったです。