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本「みかんの剥き方」

みかんの様々な剥き方が紹介されている本です。

剥く前に、みかんにマジックであらかじめ線を描いて、丁寧に剥いていくと・・・
まるで折り紙のように動物や様々な図形が出来上がる
というものです。

一見ばからしいもののようですが、
私はこの手のものが大好きです。

以前「バカドリル」という本で
「様々な はみがき粉のつけ方」や「ごはんの盛り方」「体重計ののり方」というのがイラスト化されていて、
例えば<ごはん茶碗のふちにひと粒ずつお米をのせる>とか<ご飯粒を縦に積み上げていく>とか、本当に非現実的ですが、できなくはないかも?と思わせるごはんの盛り方が紹介されいました。

こういうものは日常生活の、発想の転換になるようで、刺激的です。

電車の中で、たとえば<向かいに座っている人の実家の風景を想像する>とか
外人だったら<どこの国の出身で、どんな家族でどんな職業なのか想像する>とか。

正解などいらない全く得手勝手な想像世界の遊びなのですが、
これはこどもの一人遊びのようなもので、非常に楽しく、非生産的。

この非生産的な点に、すごく魅力を感じてしまうのです。
きっと世の中の新しいものをプロダクトアウトされていく方々は
このような想像力に長けた方々だと思っています。
             *
ところで、以前外人の前で折り紙を披露したことがありましたが、
自分のレパートリーの少なさにかなりがっかりしたことがあります。

「やっぱり日本人は手先が器用だな」くらいは思われたい

私は昭和人なのでした。

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