アジア

それぞれのインド時間

インドに行ってきた。
今回は南インド ケララ州とムンバイ、バラナシ。
短い期間の周遊で、ガンジス河で日の出を見て、同じ日の夕日をデリーで眺めるような旅だった。

バラナシ ガンジス河のアルティの時のあの混雑ぶりは忘れられない。
暑さと人いきれ
クラクションと土ぼこりと牛糞だらけのガタガタ道
「トモダチ」「アトデ」
浅黒く痩せた12,3歳の物売りの子供たちがしつこくまとわりついてくる。
決して高くはないけれど、およそ購買欲のわかない物ばかり。

想像以上に賑やかなアルティの見学が終わり、小道から通りに出ると、
また「トモダチ見つけた!」
この人混みと喧騒の中で我々をよく見つけるな、と感心する。
結局 人力車に乗るまで離れなかった。
彼ら子供たちはガンジス河の日の出からアルティの終わる夜9時頃までこの喧騒の世界で生きているのだ。

人懐こい 大きな瞳がいけない。

都会デリーに来て、
ふと彼らの長いまつ毛や黒目がちで綺麗な瞳を思い出す。

彼らのインド デリーに暮らす都会人のインド
そして 私たちのインド。

すごーく忙しい旅だったけれど、いろいろ感じる旅だった。