フランス

超楽観男(前)

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自分で言うのもなんですが、私の運はそう悪くはないと思います。
「悪運が強い」というのか、何だか自分で望んでいない方向に行ったりする割に
最後の最後で笑い話になったりするとぼけたオチが少なくありません。

まだ会社に入って2年目くらいの時
友人を訪ねて、訪ねてはじめてのヨーロッパ、パリに行きました。
ちょうど前日、その友人を訪ねて帰国した会社の同僚から
「コレ○○さんの会社の場所の地図ね〜」と確か残業した23時頃、折りたたんだ紙をもらいました。

さて 翌日・・・飛行機はいきなり半日の遅延。

はじめてのアクシデントに半ば興奮しつつ、ちょうど同年齢位で
パリにパティシエの勉強に行く、という女の子A子さんと仲良くなりました。
そして搭乗。

A子さんと隣の席にしてもらい、機中で様々な話で盛り上がっておりました。
さて、「ところでパリのどこに行くの?」と質問され、
私は同僚からもらった紙切れを、はじめてそこでまじまじと見たのです。

紙には、パリ市内全体の地図の真ん中右寄り上位のところに、
ポンと丸印がしてあるだけでした。
あれ!?電話番号とか書いてないんだ、とその時はじめて少々ドキドキ。
でも「ま、行きゃなんとかなるね〜 アハハ」(超前向きな アホっぽい私)

パリに着いたのは、夜9時過ぎ。
市内まではA子さんと一緒にバスで。
とりあえず彼女を迎えに来ているというパリ在住の方に会って、地図を見せれば
すぐに行けるだろうと、たかをくくっておりました。(超楽観的な バカ)

そして、待ち合わせの場所に背広姿のA子さんの出迎えの方はいらっしゃいました。
「あのー、僕ここに行きたいんですけどぉ」
地図見てすぐさま
「パリは路地が多いから、この地図じゃわからないよ!ちょっと待って僕の持ってる地図で住所を解読してあげるよ」
現地のさらに詳しい地図を広げて
「うーん、○区○○の・・・最後の番地はどうしてもわからない。けど、もし迷っちゃたら僕に電話ちょうだい」
と電話番号を渡してくれたのです。
私はここで十分もう、安心しきっておりました。
もしかしたら、「俺って旅上手だナ」、とまで思い上がっていたかもしれません。
完璧なる勘違い野郎だったのです。

→後半に続く

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