先月カイロ在住の現地会社のスタッフが
自身で国内を旅行してきた報告がきました。
今年1月には、非常に荒れていたエジプト情勢ですが
「上エジプト」はすっかり元の安静な状況に戻っているそうです。
ちなみに、「上エジプト」とは、ナイル川の上流地帯を指し、首都はテーベ(今のルクソール)。
カルナック神殿や王家の谷があるあたりです。
「下エジプト」は、ナイル川の下流地域で、首都はメンフィス。
現在のカイロ周辺で、ピラミッドなどがあるあたりです。
マンガ「王家の紋章」によく出てきたような気がします。この言葉・・・
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エジプト状況[上エジプト編] 日付: 4月13日
<アブシンベル>
上エジプト、アブシンベル、アスワン、ルクソールへ行ってきました。
アブシンベルでは多くの観光客を見ました。欧米、タイ、中国からのグループ。
警察の護衛が付くコンボイで移動するバスが待機していました。
小さい車も入れて15台以上のバスがありました。
アスワンのナイル河は青く透き通り気持ちが落ち着きます。
ニューカタラクトホテルが全館改修工事が終わりそろそろオープン。
先日上エジプトのケナ(カイロからルクソールの手前150キロ)で、新しく選出された議員に対するデモが行われ数日寝台列車が運休となりました。しかし、4月26日から運行されております。
カイロに比べると上エジプトではデモが少なく、各観光地は通常通りで観光客も戻りつつあります。
街の様子もデモが起こる前と同じで通学の子供たち、車の流れ等以前と同じ状況でした。
以上です。
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エジプト情勢に続けて記しますと、
日本は、原発問題や震災復興問題に対して国政の対応がお役所的であるにもかかわらず、
なんと平和な国民だろうか、と思います。
決して無関心なわけではないと思うんです。
少しばかり熱い国民になっても よい時期かもしれません。